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関連事業部門
農業事業
私たちが農業事業に取り組む理由
中国地方を縦貫する中国自動車道は、中国山地の山沿いの地域を走っています。沿線には古くからの米どころが点在し、花田植えや神楽など豊かな農村文化を伝承しています。しかし昨今、山間部では担い手不足などで耕作放棄地が増えてきました。このまま放置すればやがて農地は荒れ地となり、沿道の景観も一変してしまいます。
そこで当社では、環境保全と 地域社会の維持活性化のため、広島県北広島町の地主の方々から農地を借り上げ「北広島農場」 の運営を始めました。地域と連携し、地域から愛される農業事業を目指しています。
北広島農場とは
写真提供:広島県
由緒正しき、米どころ
北広島農場は、かつて宮島・嚴島神社の荘園として栄えた壬生(みぶ)・大朝(おおあさ)など、古くから良質な米の産地として知られる北広島町で営農しています。
花田植や神楽など、昔ながらの農村文化が息づく豊かな自然と田園風景の中でそれぞれの気候風土に合ったお米 をオリジナル肥料にこだわって大切に育てています。
当初はわずか約 8haの農地でしたが、平成27年には約40haまで広がっています。近年はキャベツ、トマト、大根をはじめとした野菜の栽培も行っています。
嚴島神社に奉納される大注連縄
宮島・嚴島神社には、今も北広島町大朝で製作した注連縄(しめ縄)が奉納されています。注連縄用に大朝で育てた丈の長いもち米の稲わらを使って、農家有志が本殿用などの注連縄を製作。嚴島神社との縁を今に伝えています。
写真提供:広島県